『はじめに』

私は岩倉で生まれ、岩倉で育ちました。 春になれば五条川の桜並木がまちを彩り、まち全体が一つの家族のように温かく人を迎えてくれる―そんな岩倉の風景や人の温もりの中で、私は多くの学びや経験を積んできました。 だからこそ、このまちがこれからも“住み続けたいまち”であり続けるために、少しでも力になりたいという想いから青年会議所への入会を決意しました。 現代の日本は、人口減少や価値観の多様化、ITを中心とした技術革新の進歩など大きな時代の変化の中にあり、その変化は人と人との距離を徐々に引き離してしまうように感じています。青年会議所は1949年の設立以来一貫して「明るい豊かな社会の実現」を目指し活動してきました。時代の転換期だからこそ青年会議所の基本理念に立ち返り「誰のために、何のために活動をするのか」を常に自問し行動する姿勢が不可欠であり、未来の岩倉のために行動できる青年を育てることが、今の私たちに求められていると強く感じています。 本年度は「人財の育成」を大きな使命として掲げ、岩倉の未来を担う青年が確かな志を持ち、挑戦し、地域に貢献できる一年をつくり上げてまいります。

『青年会議所を深く知り、強固な組織を支える人財の育成へ』

私が入会した当初、岩倉青年会議所には経験豊富な先輩が多く在籍し、組織のあり方やJAYCEEとしての姿勢を、その言葉や行動から学ぶことができました。そこには学びを通じて成長し、次の世代へつないでいく循環が確かに存在していたと感じています。 青年会議所は20歳から40歳までという限られた期間の中で、自らの成長を通して地域社会に寄与する団体です。だからこそ、メンバー一人ひとりが青年会議所の背景や役割を深く理解し、組織の根幹を支える事務局運営や総会準備などの基礎を確実に行える力を身につけることが重要です。

青年会議所の会議は、国際連合をはじめとする多くの公式会議で採用されているロバート議事法をもとにおこなっています。メンバーの一人ひとりが会議の重要性を理解し、質の高い会議を行うことでより良い事業を実施し、学びと経験により強固な組織になれると確信しています。 私たち青年経済人が諸会議での学びや事務局の運営等を通じて、自身の会社組織や他団体での活用の場が増え、社会の第一線で活躍できる人財に成長する機会を提供します。


『地域に必要とされる人財育成』

少子高齢化や人口減少が進むなか、従来の方法だけでは地域課題の解決が難しくなってきています。だからこそ、固定観念にとらわれず失敗を恐れず新しい挑戦に踏み出す姿勢が求められています。青年会議所はまさにその挑戦を経験し、自らのためだけではなく利他の精神をもって行動できる人財を育む場所です。 地域運動を先導する私たちが資質を高め続けることで、初めて地域に影響力のある運動を展開することができます。 そのためには、メンバー一人ひとりが例会や事業の立案・運営に主体的に関わり、地域の課題や青少年育成に向き合い経験を積み重ねてほしいと考えています。 学び続ける姿勢を身につけたメンバーが、挑戦を恐れず地域のために行動できる人財へと成長していく、この2つのプロセスがつながることで、家庭・社業・地域社会のあらゆる面で青年経済人として「必要とされる存在」へと変わっていけると確信しています。

『50周年に向けて』

来年度、岩倉青年会議所は50周年という大きな節目を迎えます。 単年度制の青年会議所において、周年は単なる数字ではなく、これまで活動を支えてくださった先輩方、行政、関係諸団体、そしてLOMの皆様との信頼関係を改めて確認し、より強固なものにする大切な機会です。また岩倉青年会議所が今後も地域に必要とされ、存続していくための指標ともなる特別な節目だと考えています。 周年事業は壮大な計画と入念な準備を伴います。記念誌の作成や会場・開催日時の選定など、多くの準備を前もって進める必要があります。私たちは、現役会員だけでなく先輩方と共に、前年度から過去の活動を振り返りながら、岩倉青年会議所の未来に向けた議論を重ね、50周年事業を成功に導きます。 この50周年という節目は、ただ振り返るだけでなく次の60年目に向けて挑戦を続ける岩倉青年会議所の姿勢を示す絶好の機会です。周年を通じ組織の結束を高め、地域に愛され、信頼されるまちづくりに一歩踏み出す一年にしていきます。

『結びに』

青年会議所活動を通じて出会いや困難、成功と様々な体験を積むことが出来ると思います。 しかしながら、一人では出来ないことが多々あります。 地域発展や大きな変化を起こせるよう動くにはメンバー皆さまの協力、OB特別会員の皆様のご協力やご支援、行政各所の協力やご支援が必要不可欠です。 青年会議所の運動にプライドと責任を持ち一年間失敗を恐れず共に学び、共に成長し、明るい豊かな社会を目指して一歩一歩着実に歩んでいきましょう。 その先にはメンバー一人ひとりの人財としての成長とより良い岩倉の未来があると確信しております。 一年間という短い時間とはなりますがよろしくお願いいたします。